イメージしてください。
すると正面からマスクをしない7,8歳くらいの子供(Aちゃん)とその母親がおしゃべりしながらこちらに向かってきます。
親子で店内でノーマスク…

コロナウイルスの感染拡大が広がる中で、あなたはこの親子に対してどんなことを考え、どんな気持ちになりましたか?
- 親子でマスクをしないのは非常識!
- 赤ちゃんならともかく、子供も大きいんだししっかりマスクさせなさいよ!
- 100歩譲って子供がマスクをしないのは許せる。でも親はマスクしなよ!
- 親子で買い物に来る必要ある?感染リスク上げるだけ!
きっとこのようなことを思ったことでしょう。
この感情が「間違っている」と言いたい訳ではありません。
むしろ普通だと思います。
これから紹介する内容は、この親子がマスクをしないで買い物をしている理由について話します。
本ブログを読み終えることで、マスクをしない人に対しての意識が変わるはずです。
「マスクをしない人」の中には「マスクをしない理由」がある人もいます。
是非最後までお付き合いください。
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子供と母親がマスクをしない理由

マスクをしない人にはどんな理由があるのか考えてみました。
- マスクを忘れた
- そもそも感染予防の意識が低い
- コロナも怖いが熱中症も同じくらい怖い
- その他
大体このような感じではないでしょうか。
先ほどイメージしてもらった親子がマスクをしていなかった理由は、④に該当します。
ではその「その他」とはどんなものなのか。
Aちゃんが自閉症であったためマスクをしていませんでした。
では自閉症だとなぜマスクができないのか。
それにはしっかりとした理由がありました。
自閉症の子供がマスクをしない(できない)理由

全ての自閉症の子供が同じでないと思いますが、Aちゃんの場合はマスクの後ろに顔があることの認識ができませんでした。
つまり、マスクをすると顔が半分なくなると思ってしまうのです。
だから、マスクができなったのです。
マスクを「しない」のではなく、自閉症が原因によりマスクが「できなかった」のです。
となると、ここで新たに疑問がわきます。
Aちゃんがマスクをしない理由は理解できた。
しかし、なぜお母さんまでもマスクをしないのか…
この理由もまた、しっかりとした理由がありました。
次をご覧ください。
お母さんだけはマスクをしないで欲しい

繰り返しになりますが、Aちゃんの場合マスクの後ろに顔があることの認識ができません。
マスクをすることで自分の顔がなくなると思う恐怖もありますが、同様にマスクをしている人は全て顔が半分ない人に見えているのです。
結果、Aちゃんはマスクをしている人を怖く感じてしまいます。
マスクをすることも、している人を見ることも全て恐怖なのです。
とはいえ、コロナウイルスの感染予防は大切です。
お母さんはAちゃんにマスクの大切さや顔がなくならないことを何度も話ました。
お母さんの努力で、Aちゃんは周りの人がマスクをしていることはなんとか我慢ができるようになりました。
しかし、お母さんはAちゃんにこう言われました。
「大好きなお母さんの顔だけはなくならないで欲しい・・・」
みなさんならどうしますか…
Aちゃんのお母さんは、Aちゃんと一緒のときはマスクをしなことにしました。
しかし、その事情をしらない世間の目はコロナウイルスの感染が拡大するほど厳しいものになりました。
周りのお客さんから厳しく注意される

周りから冷たい目で見られることはお母さんも理解し覚悟しています。
しかし、つらいのはマスクをしないことを厳しく注意されることです。
出先で自閉症のことや、自閉症が原因でマスクがどう見えているのかを説明することは難しいです。
現状Aちゃんのお母さんはその都度「すみません」ということしかできません。
買物に行く際に、子供を家に残していくわけにはいきません。
世間一般的な行動の選択は現状できません。
Aちゃんと、お母さんはコロナウイルスだけではなく自閉症とも戦っています。
マスクをしたくてもできない人がいることを知る

本ブログをここまで、約1,700文字以上を読んでいただいた方にはきっと伝わっているのかなと思います。
繰り返し言います。
マスクをしない人の中には、マスクができない理由がある人もいる。
そのことを改めて考え直してほしいです。
感染予防に対して意識が低く、マスクをしていない人も多くいる中で、マスクができない理由がある人を見分けることはきっとできません。
しかし「マスクができない理由がある人がいる」ということを知っているだけで自分(あなた)の行動は変わるはずです。
ま と め

しつこいですが再度繰り返します。
本ブログでは、Aちゃんが自閉症を持っていることでマスクの後ろに顔があることを認識ができず、恐怖を感じてしまうことからAちゃんもAちゃんのお母さんもマスクをすることができませんでした。
きっとまだまだ様々でマスクができない理由がある人はいると思います。
コロナウイルスのワクチンはいまだ開発される気配はありません。
インフルエンザのワクチンはインフルエンザの発見後、10年後にできたそうです。
その過去を考えるとコロナウイルスのワクチンの完成は早くて1年後、2年後、3年後なのかもしれません。
その間僕たち人間はどうすればいいのか。
コロナウイルスと共存するしかありません。
そのためにはコロナウイルス、また感染予防対策に関してもっと様々な角度から「知ること」が大切です。
少しでも明るく生きましょう!
マスクをしない人を見て、冷たい視線を送り追いやったり、厳しく注意する行動はどんなメリットがあるのでしょうか?
最後に質問します
すると正面からマスクをしない7,8歳くらいの子供(Bちゃん)とその母親がおしゃべりしながらこちらに向かってきます。
親子で店内でノーマスク…
あなたは、どう対応しますか…
本ブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。
コロナに負けず、少しでも多くの人が明るく、そして人が人に優しくできる世界になりますように…
