
車内にアルコール消毒液を放置すると危険だって聞いたけどどんな風に危険なの!?
放置するとどうなるのか!?
どうも、おすけです!
本記事はそんな疑問にお答えします。

記事全前半では車内にアルコール消毒液を放置するとどのような危険があるのかの結論を話し、記事後半ではその危険の原因や対策を解説します。
命に係わる大事故につながるの可能性もあるので是非、最後までお読みください。
夏場の車内でのアルコール消毒液の放置は危険です!

真夏の車内にアルコール消毒液を放置したらどうなるのか!?
まずは簡単に説明します。
出火までの流れ
- 車内の気温が上昇
↓ - 消毒液の主成分のエタノールが気化し容器が膨張
↓ - 破裂、もしくは気化したエタノールが漏れ車内に溜まる
↓ - たばこを吸うときのライターの火で引火
(もしくは静電気)
↓ - 火 災
このような感じです。
やばいです!
コロナウィルスの感染防止対策としてアルコール消毒液を車に常備している方もいるかと思いますが、本当に危険なので今すぐにやめましょう。
ちなみにですが、同じ原理でスプレー缶が破裂し、車の天井にその破裂したスプレー缶が突き刺さった事故も起きているようです。
下記では出火の原因を掘り下げて解説します。
アルコール消毒と車内の気温の関係性

アルコール消毒液による車内での出火の1番の原因は「車内の温度の上昇」です。
気温35度の炎天下に車がある場合に、車内の温度はおよそ30分で45度まで上昇し、その後最大55度にまで達するそうです。
(車の色によって温度は異なります)
13度以上で気化する、アルコール消毒液の主成分のエタノール。
車内の温度が45~55度であった場合にはどんどん気化してしまいます。
その結果、アルコール消毒液の容器が膨張し破裂(爆発)、または気化したエタノールが漏れ出します。
そして漏れたエタノールは車の中に充満してしまいます。
そこに車の持ち主が帰ってきて、たばこを吸うためにライターを「カチッ!」

静電気でも出火の原因になるそうです。
命にかかわる大事故にもなりかねないので夏場のアルコール消毒液の取り扱いには細心の注意が必要です。
【対策】アルコール消毒液を小分けにして持ち歩く

対策はただひとつ。
車内にアルコール消毒類を置かないことです。
しかしながら、コロナウィルスの感染防止対策をおこたるわけにはいきません。
ではどうすればいいのか。
または携帯用の小さなアルコール消毒液を購入しましょう!
そして、車を降りる際にはその消毒液をもって降りるようにしましょう。

窓を少し開けて駐車するようにすれば大丈夫でしょ!!
このように軽く思った方は次をご覧ください。
窓を3㎝開けて駐車していれば引火の可能性は低くなるのか⁉
結論、3㎝の窓開け駐車をしてもほとんど意味がないと言っていいでしょう。
理由は2つ。
- 3cm窓を開けただけでは車内の気温はそこまで変わらない
- 気化したエタノールは下に溜まる
下記にてさらに説明します。
3cm窓を開けただけでは車内の気温はそこまで変わらない

上記の画像のグラフの通り、窓を3cm開けたときと開けていないときでの気温差は10度程しかありません。
つまり外気温が35度だった場合、3㎝窓を開けて駐車しても車内の温度は45度まで上がるということです。
アルコール消毒液が入った容器が破裂する可能性は十分にあります。
気化したエタノールは下に溜まる
エタノールの蒸気比重は空気より重いので気化したエタノールは水と同じく下に下に流れて溜まっていきます。
窓を3cm開けて通気性をよくしても気化したエタノールは車内の足元に残ったままであると考えるのが妥当です。
という結論に至ります。
ま と め

消毒や除菌だけに目をとらわれていてはいけません。
車内にアルコール消毒液を置きっ放しにすることは絶対に辞めましょう。
コロナウイルスの感染防止対策をしつつも、熱中症や本ブログで紹介したアルコール消毒液が原因による出火など、様々なことに注意しながら生活をしていきましょう。
本ブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次のブログでお会いしましょう。
以上、おすけでした!
